目的の明確化
《最初に結論》
健康づくり、カラダづくりに何よりも必要な事は
”目的”を明確にすることです。
目標ではありません。
どういうことでしょうか？
さて、それでは早速、解説していきましょう！
ちなみに
私が定義する”イケおじ”とは
- 健康診断ウェルカムの健康体である”イケてるおじさん”
- 服を綺麗に着こなす体型である”イケてるおじさん”
目的と目標と手段の違い
《解説》
「私は変わるぞー！」
夜の炭水化物を減らして、仕事後に週に4回のジム通い！
「今週も1kg減った！このまま行ったら、すぐに目標達成やー！」
といった風に、ノリノリの時は全く問題ないのですが・・・
思い出してください。
前提として、貴方は
出来れば”やりたくないことをやろうとしている、もしくは、始めている”のです。
- 寝るだけで理想のカラダが手に入るなら、ひたすら寝てたい。
- 揚げ物を食べて健康になるなら、毎日食べたい。
というのが正直なところだと思います。
ですので、モチベーションが高い状態を維持できなくて当然です。
だって、やりたくないことを頑張っているんですから。
では、モチベーションが下がってしまった時にはどうすればいいのか？
そのまま止めてしまうのか？諦めてしまうのか？
このような時のために目的の設定が必要になります。
これが後々、貴方の大きな味方になります。
健康づくり、カラダづくりを始める時には必ず目的があるはずです。
- 異性にモテたい
- 健康寿命を延ばしたい
- たるんだ体を毎日鏡で見たくない
- 他人に認めてほしい
- 自分で自分を褒めたい
- 見返したい
- 娘に嫌われたくない
- 家族に健康面で心配をかけたくない
- 医者に注意されたくない
- 病院に通いたくない
- 生命保険に無条件で加入したい
などなど
これが目的です。
- 腹筋をシックスパックにする
- ベンチプレス100kg上げる
- 血圧を下げる
- 体重を10kg減らす
これらは目的を達成するための目標です。
そして
- 食時コントロール
- 筋力トレーニング
- 有酸素運動
これらが目標を達成するための手段です。
”たるんだ体を毎日鏡で見たくない”という目的を達成するために
”腹筋をシックスパックにする”という目標を立てる。
この目標を達成するために、”日々の食事をコントロールしたり、”トレーニングをする”。
この流れが重要です。
どうですか？
このように考えたことがありましたか？
なければ、是非、一度考えてみてください。
できれば、目的を書き出してみてください。
目的を設定しても「諦めてもいいや」と思った時は
すぐにやめればいいと思います。
なぜなら、貴方の人生ですから
貴方の自由にすればいいと思います。
本当にそれでよければ
ただし、そうではなく目的を達成したいのであれば
その目的にコツコツと向かって進むだけです。
たまに止まったり、後戻りすることがあるかもしれませんが
また、歩き出せばいいんです。
気長に、ロングスパンでやっていきましょう。
なんてったって
健康づくり、カラダづくりは”イケてるおじさん”を目指す私達のライフワーク！
なんですから！
最後に
私のパーソナルでは、この目的の設定が出来るまで
食事やトレーニングの指導を始めることはありません。
お伝えしたように、目的が曖昧なままでは
続かない可能性が高くなってしまいます。
辛いことから言い訳をして逃げるのが人間ですから。
先日、知り合いの肥満外来を担当しているお医者さんが
治療の前に必ずしている事があると話してくれました。
「なぜ、痩せたいのか。痩せてどうなりたいのか。
痩せたらその先どうしていくのか。
まずはここを患者さんに決めてもらいます。
薬はあくまでサポートです。
これが決まらないと薬を飲まなくなったり
空腹に耐えられなくなって食べてしまうことが多いんです。
もしくは、痩せられたとしても、すぐにリバウンドしています。」
こう仰ってました。
”目的と目標と手段”大事ですね。
この目的、目標、手段を勘違いしている例として小話を一つ
お父さん、お母さん、娘、息子の家族4人
1泊2日の家族旅行をお父さんが週末に計画
久々の家族旅行ということで、新幹線の贅沢旅行
家族も大喜び、週末が待ち遠しい
待ちに待った土曜日当日
出発駅に着くと、なんと、人身事故で新幹線が動いていない
復旧まで5時間かかる・・・
自宅に帰り車で向かうか、それとも、このまま新幹線の復旧を待つか・・・
待ちきれないお父さんは車で行くと主張
5時間はかからないかもしれないとお母さんは新幹線を待った方がいいと主張
やがてイライラが募り夫婦喧嘩に・・・
あるあるですよね。
この場合、目的が旅行に行くことになっていますよね？
本来であれば、目的は”更なる家庭円満”じゃないでしょうか？
そして、その目的を達成させるために
”同じ時間を長く一緒に過ごす”という目標
そして、そのための”家族旅行”が手段。
目的：更なる家庭円満
目標：同じ時間を長く過ごす
手段：家族旅行
と設定するならば、交通手段にこだわる必要はなかったはずです。
旅行先での予定は変更しないといけませんが
新幹線を待つ間に家族4人で普段できない会話や食事を楽しんでもよかったかもしれませんね。
くれぐれも、目的と目標と手段を勘違いしないようにしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。